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姉歯事件(構造計算書偽装)の景気足かせがいよいよ始まった?!

昨年、国会において改正された建築基準法が6月20日から施行されます――建築確認・検査の厳格化、民間確認検査機関に対する指導監督の強化、建築士等に対する罰則の強化。
高さ20m(標準的には6階)を超える建築物は第三者機関による構造検査が義務付けられます。詳細な構造審査を要する為、これ迄21日間だった確認審査期間が35~70日間に延長されます。
皆さんお分かりでしょう、厳しい検査に通る為により時間をかけて構造設計、計画は遅れ、そして材料コストは当然高くなる。土地を取得してからの時間と費用が今までより相当膨らむことになる。二の足を踏む建築主も現れるだろうし、ビル・マンション等の建設がいよいよアブナイ。
4月~6月は建築の暇な時期ですが、今年は例年にも増して少ないようです。親しい設計事務所諸氏に聞くと、駆け込み確認申請が多かった由。とりあえず1ヶ月後の着工は賑わうが、その後3~4ヶ月程エアーポケットに陥るのではなかろうか?
せっかくジワジワ持ち直してきた景気に“冷や水”を浴びせられるのでは。姉歯め、コンチクショウ。悪い推測が無用の危惧に終わることをただただ祈るばかりです。
ガンバロウ大阪!そして日本!!