小規模住宅の解体費はどうしても少し割高になります。解体費の3要素は、廃材処分費,人手間費,重機械費です。例えば所要日数は概ね40坪の家は8日、30坪の家は6日位となりますが、じゃあ20坪なら4日というわけにはいかないのがつらいところです。
延床面積20坪以下の建物であっても、1日目に養生足場組(シート張) + うまくいって4日、『計5日』 はかかります。廃材処分費はほぼ「小ささ」に比例して減りますが、人手間費がモノの「小さい割」にかさみ、重機械の回送費(大型トレーラーで搬送)はモノの大小無関係に往復かかります。回送費は距離により¥20,000~25,000/回です。20坪ではさらにこの4~5万を吸収できない為、40~50坪の解体単価を当てはめることができないのです。当物件(21坪)も¥50万が限界、切ったら赤字になります。