『高橋尚子』といえば、デビュー当時から、あの20キロ過ぎての車のギアチェンジを想わせる“別格の爽快な走り”に魅了されてる人も多いだろう。
私もそのファンの一人である。それがスタートして9キロで失速。あんなこともあるのか??
ショック、大ショック!いやあマラソンって難しい。彼女の恩師小出監督によれば、10日程前の練習の走りは絶好調だったのに、「急に血液中の血糖値が下がったか?急に貧血状態になったか?」と。
スポーツ競技はメンタルな部分が大きく影響する、彼女の場合は注目度・期待度があまりに大きい為その重圧が身体のメカニズムを壊したのだろう。国民栄誉賞ランナーであるが故の悲劇とでも言うべきか?とにかく今日はつくづく一発勝負の怖さを思い知らされた。キューちゃん“国民の大きな期待”に押しつぶされたのかい? 可哀相で残念でならない。