【高い、高い】と世間を騒がせ、多くの“鉄泥棒”を輩出したスクラップ値が大暴落。6月にはトン当たり6万円を超えたのが10月に入ってつるべ落としに下がり続けてナナ何~んと8000円に。これはH鋼とか“高質の鉄”の値で、昨日などクズ鉄を持ち込んだら『タダ』で降ろさせて貰うだけというさんたんたる有様。これ程までに極端な話、“シンジラレナーイ”。
原因は世界的鉄需要の減退→鉄余り。9月になって中国から大量のクズ鉄が日本に入り一気に鉄原料が過剰になったらしい。株、ガソリンと同じで今は需給状態に過敏な【投機】が輪をかけるのでまさに『恐ろしい世の中』である。
当社では実は9月末に、800万弱の鉄骨造事業所の解体見積(11月着工予定)で、スクラップ代分をごっそり(250万)引くという他業者に、半ば決まってた工事をさらわれたところでした。それにしても、しぶとく競争しなくてよかったネ―!